ファイナリスト選出&展示のお知らせ 森 公一 + 真下 武久《呼吸する空 – breathing sky–》
🌿 ファイナリスト選出&展示のお知らせ
森 公一 + 真下 武久《呼吸する空 –breathing sky–》
— サイエンス×アートアワード2024 ファイナリスト展 出品作品 —
てんびん作家チームによる《呼吸する空 –breathing sky–》は、春にてんびん展示会で披露された「呼吸瞑想」の発展型です。
身体の呼吸と“霧”が連動する仕掛けを通じて、自らが“空気を動かす側”であることを体感させる作品となっています。
呼吸が生む霧の輪郭は、まるで雲の上から地球を眺めるような天空的浮遊感を生み出し、
呼吸のリズムを通して再び“生きる感覚”を呼び起こします。
📝 展示概要
展示名 | Study:サイエンス・アートアワード by ロート製薬株式会社 ファイナリスト展「サイエンスとアートの融合による未来創造」 |
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会期 | 2025年7月21日(月)~7月23日(水) 11:00–18:00(最終日は16:00まで、入場は閉館30分前まで) |
会場 | Osaka International Convention Center(グランキューブ大阪)10F 会議室1008 「Study × PLAS : Asia Art Fair」会場内 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3−51 |
入場料 | 「Study × PLAS : Asia Art Fair」チケットが必要です。 チケット情報はこちら ▶︎ |
主催 | 大阪関西国際芸術祭実行委員会 |
運営協力 | 株式会社アートローグ |
パートナーシティ | 松原市 |
展示内容 | ファイナリスト5組による展示(うち1作品として出品) |
🎯 作品コンセプト
森と真下によるチームは、2002年以降、身体生理データ(脳波・脳血流・姿勢・呼吸など)を用いたメディアアート作品を発表し続けています。
《呼吸する空》では、鑑賞者の呼吸をセンシングし、その呼吸に応じて霧が自律的に立ち上がる構造です。
呼吸=行為が“世界をつくる”体験へと変容していきます。
パーキンソン病の当事者や、側弯などにより呼吸が浅くなりがちな方々にとって、
呼吸が変化の臨場感を生む“たのしいリハビリ”として機能することを願い、制作された本作。
春のてんびん展示会では、作品体験のあと、当事者の方々が「自分の呼吸」を粘土で可視化するワークにも参加され、
「自分の呼吸を感じられた」「自分の中に誇りを見つけた」といった声が数多く寄せられました。
この作品は、その深い体験をさらに発展させたものであり、「生きる希望」を静かに伝えるメッセージとして、
今回のサイエンス×アートアワード2024においてファイナリストに選出されました。
📌 ご案内リンク
どうぞ、あなたの呼吸で空が動くその瞬間を、ぜひ会場で体感してください。
森公一さん、真下武久さんの作品と、静かに向き合うひとときを。