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日々の活動報告

【相談会を始めた理由、そして来期への願い】
こんにちは。認定NPO法人てんびんの河野由季です。

私たちは現在、神戸市でパーキンソン病当事者とそのご家族のための無料相談会を定期開催しています。
今日はその相談会を、なぜ始めることにしたのか。
そして、新たな取り組みとしてスタートしたふるさと納税型クラウドファンディングについて、みなさんにお伝えしたいと思います。

■ なぜ相談会を始めたのか
昨年のことです。
「死にたいと思っています」というメールをいただいたことが何度かありました。
直接、会ってそう語ってくださった方もいました。
相談の中で、死にたいという思いを言葉にはされてないけども「この方は、ぎりぎりの状態で生きておられるな」と感じる場面もありました。

どうにか必要な人に繋ぎたいと、副代表の時子山さんと相談し、同じ立場で歩んできた先輩当事者の方をご紹介できたケースもありました。
でも、どうしても日程が合わず、繋げなかった方もいます。

そのときの悔しさは、今でも胸に残っています。

「誰かに話せる場が、もっと定期的にあれば――」
「“ここに相談してみよう”と思える場所がひとつでもあれば――」
そう感じる方に、安心して来てもらえる場所を作りたいと思いました。

それが、相談会を始めた原点です。

■ ふるさと納税で、来期の相談会を続けたい
おかげさまで、現在は毎月4回、相談会を開催できるようになりました。
会場に足を運べない方のためには、Zoomを使ったオンライン相談も実施しています。

この取り組みを、来年度も継続し、さらに多くの方へ届けていくために、神戸市のご協力のもと、ふるさと納税型クラウドファンディングを開始しました。

🟡プロジェクトページは>>こちらをクリック↓
🔗 https://fcf.furunavi.jp/Project/Detail?projectid=781

目標金額は400万円です。※ご寄付の際は備考欄に「10番、てんびんに寄付」と記載をお願いします。

いただいたご寄付は、相談会の会場費、相談員の謝礼金や交通費、資料印刷代、通信費など、来年度の運営費に充てさせていただきます。

■ てんびんとしての願い
相談会には、病と共に歩んできた当事者の皆さんが相談員として参加してくれています。
診断から間もない方や、家族の介護に悩む方の声に耳を傾け、同じ目線で言葉を届けてくれる、かけがえのない存在です。

「こんなこと、今さら聞けない」
「家族にも話せないけど、本当は不安でいっぱい」
そうした声を、安心して出せる場をこれからも守っていきたい。

そのために、みなさまの力をどうか貸してください。

このブログでは、今後も相談会の開催報告や、現場で出会ったエピソード、相談員たちの想いを綴っていきます。

ひとりでも多くの方に、
「あの場所があってよかった」と思っていただけるように。

どうぞ、応援よろしくお願いいたします。

河野由季
認定NPO法人てんびん 代表理事

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