【ご報告】「3Dクレイアート×パーキンソン病」プログラムが始まりました
認定NPO法人てんびんでは、パーキンソン病当事者とそのご家族を対象にした新たな取り組みとして、「3Dクレイアート×パーキンソン病」プログラムをスタートいたしました。
初回の土曜日クラスには、当事者6名とご家族2名が参加され、アートを通じて“自分の忘れられないあの日を表現しよう’’を、穏やかな雰囲気の中で共有しました。

なぜ、アートを?

「思いを言葉にするのが難しい」
「自分のことを、誰かにうまく伝えられない」
パーキンソン病の当事者の方々から、よくそんな声を耳にします。
3Dアートを通じて、ご自身の記憶や経験を“作品”として表現する機会をご提供しています。「つくること」は、言葉を超えて、自分の感情や想いを形にする力を持っています。
クレイアートには、3つの大きな効果があります
① 認知機能への働きかけ
作品の構想や工程を考えることで、記憶や集中力、感情のコントロール力が刺激されます。
② 身体機能へのアプローチ
粘土を「こねる・ちぎる・貼る」などの手作業は、日常生活動作にもつながる“リハビリ”として機能します。
③ 心のセラピー
「できた」という達成感や、他の参加者との交流は、気持ちを前向きにし、社会とのつながりを感じるきっかけになります。
この活動が目指していること
このアートプログラムでは、最終的に参加者それぞれの作品を展示する場も設ける予定です。
それは、単なる“作品展”ではありません。今までは、非当事者である芸術畑のメンバーが作品を作り社会へ発信していました。けれども、今回は、パーキンソン病とともに生きる人が「自分の物語を、自分の言葉で伝える」ことを大切にしています。これこそが、地域社会の中で、真にパーキンソン病への理解が深まり、支え合う輪が広がっていく、そんな一歩になることを目指しています。そして、いつの日が、他の難病疾患にも同じアクションが広がればいいな!と思っています。


応援してくださる皆さまへ
私たちの活動は、皆さまからのご寄付やご支援によって支えられています。
このプログラムは、ジョンソン&ジョンソン・ヘルスケアプログラムを通じて、ジョンソン&ジョンソンの社員の皆様はじめ、多くの方々の温かいご協力とご支援によって実現しています。
「この活動に共感した」
「誰かの人生を少しでも明るくする一歩になりたい」
そう思ってくださった方は、ぜひ4月に開催される最終発表会開催に向けてのご寄付にて応援いただけたら幸いです。
この活動へのご寄付はこちらから
さあ、次はメンバーが変わり、土曜日クラスの様子をお伝えします。も随時こちらのブログやSNSにて発信していきますので、是非お楽しみにー!

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