OVER VIEW
プログラム概要
なぜ、パーキンソン病にヨガなのか?
認定NPO法人てんびんは、これまで相談会やアートプログラムを通して、パーキンソン病の当事者やご家族の「声にならない困りごと」に寄り添ってきました。そうした中で、多くの方から共通して聞こえてきたのは、「病気が進むと体を動かすのが怖くなる」「人と会う機会が減って、心もふさぎがちになる」「運動は大事と分かっていても、一人では続けにくい」 といった悩みでした。
てんびんは、この課題に応えるために「心と体の両方に働きかけるプログラム」としてヨガを導入しました。ヨガは、特別な道具を必要とせず、呼吸や簡単な動きから始められるため、年齢や症状に合わせて誰もが取り組むことができます。
さらに、「仲間と一緒に体を動かすこと」が孤立を防ぎ、笑顔や安心感を取り戻す力になると私たちは考えています。医療の現場だけでは補えない、生活の中での安心や希望を支える手段としてヨガを取り入れたのです。
PDヨガは単なる運動ではなく、体の機能を維持するリハビリ・心を落ち着けるセルフケア・仲間とつながる交流の場になります。
この3つを同時にかなえる「生きる力を育むプログラム」として広がりつつあります。
多様な人達の声で育てるプログラム
PDヨガは、一人の講師や団体だけで作り上げるものではありません。参加されるパーキンソン病当事者やご家族、医療・福祉の専門家、地域のボランティアといった多様な立場の人々の声を集めながら進化しているプログラムです。
当事者・ご家族の声
「この動きはしんどいけれど、このポーズならできる!」
「ヨガをすると夜ぐっすり眠れる」
「日常のこの動きが苦手…ヨガで解決できない?」
そんな日常に即したリアルな悩みや声が、プログラム改善の原動力になっています。
医療・福祉の専門家の声
長年パーキンソン病当事者を診てきた松井慎一作業療法士を中心とした医療従事者の助言により、安全面やリハビリ効果が考慮され、無理なく、楽しく続けられる内容へと調整されています。
地域ボランティアの声
参加者が安心して会場に来られるようなサポート体制、交流の時間を大切にする工夫は、市民ボランティアの発想から生まれました。
行政・企業との連携
助成金や企業支援によって、オンライン配信や会場開催が可能になり、「誰でも、どこからも参加できるヨガ」へと裾野を広げています。
このように「できないこと」ではなく「できること」に目を向ける当事者の姿勢と、支える人々の専門知識やアイデアが重なり合うことで、PDヨガは単なる運動教室ではなく、共生社会を実現するための新しいモデルとして成長しています。
寄付でつながる
支援の仕組み
近年の生活費の高騰に伴い、PDヨガは、どんな環境下にいる当事者や家族の皆様にも安心して参加いただけるように、参加無料のクラスを月1回開催しています。しかし、開催には、ヨガ講師や作業療法士のサポート、会場費、配信用の機材、広報活動など、多くのコストがかかります。その大部分を支えているのが、助成金と、みなさまからのご寄付です。
私たちが目指すのは「誰もが安心して参加できるヨガ」。経済的な理由で参加をあきらめる人を一人も出さないために、寄付による支えが欠かせません。
- 月1,000円からのマンスリーサポート
- 単発の寄付
- 企業や団体のご支援
など、無理のない形でご参加いただけます。
寄付をしてくださる方には、活動報告や参加者の声をお届けし、「自分の応援がどのように役立っているか」を実感していただける仕組みを整えています。
例えば、
月1,000円のマンスリーサポートで、当事者1名が安心してヨガに参加できます
あなたの応援は、そのまま「笑顔」や「安心」となって参加者に届きます。 寄付は単なる資金提供ではなく、当事者・家族・医療者・地域・支援者をつなぐ架け橋です。 あなたの想いが、PDヨガを全国に広げる大きな力になります。
ABOUT
PDヨガについて
PDヨガとは?
PDヨガは、パーキンソン病当事者のために特別に設計されたヨガプログラムです。
作業療法士とヨガ講師を筆頭に、医療従事者の監修を受けて構成されており、安全性と効果の両立を大切にしています。
パーキンソン病では、動作が遅くなる・体がこわばる・震えが出る・転びやすくなるなど、日常生活に大きな影響を与える症状があります。
PDヨガでは、これらの悩みに焦点を当て、呼吸を整えながらバランス感覚や筋力を無理なく回復させることを目指します。
特に大切にしているのは、「パーキンソン病に罹患した自分の体を思った通りに動かす感覚」を取り戻すこと。それを意識した積み重ねの時間が、生活の自立や心の安定につながります。
※PDヨガは商標登録出願中です。
プログラムテーマ例
- 「バランスと筋力を取り戻す」
- 「筋固縮をやわらげる」
- 「筋力を強化し、日常生活の動きをサポート」
- 「震えを減らし、歩きやすさを向上」
- 「ストレスを軽減し、体の安定を目指す」
- 「心身の調和を取り戻す」
一つひとつのテーマに沿って取り組むことで、当事者が「できること」を増やし、心と体の両面から生活の質を高めていきます。
オンライン開催PDヨガについて
外出が難しいパーキンソン病当事者やご家族のために、PDヨガはZoomを活用したオンラインクラスを月1回開催しています。自宅にいながら安心して参加でき、全国どこからでもつながれるのが大きな特徴です。
特徴とメリット
- 移動の負担がない
- 遠方の方、歩行が不安な方、体調に波がある方でも自宅から気軽に参加できます。
- 全国の仲間とつながれる
- 全国各地の参加者が同じ時間にヨガをすることで「一人じゃない」と感じられます。
- プライバシーに配慮
- カメラをオフにして参加することも可能。無理に顔を映す必要はありません。
- 録画配信による復習(アンケート回答者のみ)
- 当日参加できなくても、録画を見て自分のペースで練習できます。
- 椅子やタオル使った動き中心で、転倒のリスクを減らす構成
- 作業療法士が動きの監修しているので、オンラインでも効果を感じられる内容が提供
実際の声
外に出にくい日でも、自宅でみんなと同じ時間にヨガをすると心が軽くなる
遠方に住んでいるが、オンラインだから参加できて嬉しい
現地開催PDヨガについて
PDヨガは、兵庫県内の会場(神戸市、明石市、芦屋市、三田市、宝塚市)で毎月1回、現地クラスを開催しています。
オンラインでは得られない「直接指導」「仲間との交流」に加えて、同じ地域に暮らす当事者とご家族、ボランティアメンバーが参加することで、地域で孤立しがちな当事者や家族が“地元で支え合える仲間”と出会える場にもなっています。
- 現地開催ならではの魅力
- 段階をふんだプログラムを実施しているので無理なくヨガが続けられる
- 講師から直接指導を受けられる
- 姿勢や動きをその場で修正してもらえるので安心です。
- 地域の仲間との出会い
- 同じ地域に暮らす当事者や家族、ボランティアメンバーと顔を合わせることで、「近くに理解者がいる」という安心感が得られます。
開催地域・詳細
会場参加のPDヨガは、兵庫県内の複数エリアで開催しています。
ご自宅から近い会場を選んでご参加いただけます。
※会場未定のところは、確定次第更新致します※
神戸エリア
- 9月23日(祝・火)
14:00~16:00/神戸市立婦人会館 つばき
- 10月12日(日)
14:00~16:00/神戸市中央文化センター 1002号室
- 11月30日(日)
14:00~16:00/神戸市立婦人会館 もくれん
- 12月21日(日)
14:00~16:00/神戸市立中央体育館 第二会議室
- 1月11日(日)
14:00~16:00/会場未定
宝塚エリア
- 10月1日(水)
14:00~16:00/ピピア売布 会議室B
- 11月5日(水)
14:00~16:00/ピピア売布 和風ホール6階
- 11月26日(水)
14:00~16:00/ピピア売布 和風ホール6階
- 12月3日(水)
14:00~16:00/ピピア売布 和風ホール6階
- 1月7日(水)
14:00~16:00/ピピア売布 第2会議室A&B
芦屋エリア
- 10月15日(水)
14:00~16:00/打出教育文化センター 大会議室
- 11月13日(木)
14:00~16:00/打出教育文化センター 大会議室
- 12月11日(木)
14:00~16:00/打出教育文化センター 大会議室
- 1月22日(木)
14:00~16:00/打出教育文化センター 大会議室
- 1月29日(木)
14:00~16:00/打出教育文化センター 大会議室
三田エリア
- 10月30日(木)
14:00~16:00/三田まちづくり協働センター 大会議室
- 11月6日(木)
14:00~16:00/三田まちづくり協働センター 講座室
- 11月20日(木)
14:00~16:00/三田まちづくり協働センター 講座室
- 12月18日(木)
14:00~16:00/三田まちづくり協働センター ホール
- 1月15日(木)
14:00~16:00/三田まちづくり協働センター 会場未定
明石エリア
(全国パーキンソン病友の会兵庫支部の皆さんが多く参加していただいています)
- 10月22日(水)
14:00~15:30/ウィズ明石 803号室
- 11月27日(木)
14:00~15:30/ウィズ明石 704号室
- 12月10日(木)
14:00~15:30/ウィズ明石 803号室
- 1月14日(木)
14:00~15:30/ウィズ明石 701号室
インストラクター紹介
圡本恭⼦
- PROFILE
- Yoga Gives Back 所属/E-RYT500, YACEP資格取得
大学院在学中、フランス留学を経て翻訳業に従事。身体の不調をきっかけにヨガを学び、E-RYT500およびYACEPを取得。これまでヨガスタジオや医療機関、養成講座で10年以上講師を務める。現在はAmerican Parkinson Association(アメリカパーキンソン病協会)で長年ヨガに取り組むMrs. Beth Spindlerに師事し、日本のパーキンソン病当事者の体や悩みに寄り添ったヨガプログラムを構築中。専門はアシュタンガヨガ。
ヨガプログラムサポート講師
松井 慎一
- PROFILE
- 作業療法士/M&K施術院院長
日本筋膜リハビリテーション代表として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士ら2500名以上に指導実績を持つ。現在は佐古田三郎医師が院長を務めるオーガニッククリニックと連携し、パーキンソン病をはじめ、様々な難病疾患に対応。パーキンソン病当事者とご家族を支えるパーキンソンリフォームの活動を近畿圏内で行っている。
運営メンバー
渡辺恭子(RYT200取得者)
会場運営サポート
佐伯純子(RYT200取得者)
会場運営サポート
河野由季
認定NPO法人てんびん 代表理事
PDヨガ 企画・運営統括責任者
病気の進行により地域で孤立しがちな当事者やご家族が、住み慣れた地域の中でリハビリを続け、仲間と関わり合う時間を持つことの大切さを感じ、ヨガと交流会を組み合わせたプログラムを企画・運営している。
FLOW
申込方法
- STEP.01

当ページ内の申込フォームから必要事項をご入力ください。
- STEP.02

後日、事務局より参加確認メールをお送りします。
定員に達し次第、募集を締め切りますので、お早めにお申し込みください。
FAQ
よくある質問
法人・団体の皆さまへ
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