
【講演のお知らせ】市民が関わるからこそ、支援の形はもっと広がっていける
市民が関わるからこそ、支援の形はもっと広がっていける
〜オンラインPDヨガを通じて考える新しい未来〜
認定NPO法人てんびんでは、パーキンソン病当事者とご家族の皆さまの新たな支援の一つとして、オンラインヨガプログラムをスタートいたしました。
このプログラムの背景には、「孤立をなくしたい」という想いとともに、もうひとつ大切にしている願いがあります。
それは「市民が関わることで、支援の形はもっと広がり、自然で温かい支え合いが生まれていくのではないか」という思いです。
パーキンソン病の課題は、当事者や医療だけでは解決しきれない
パーキンソン病は、当事者・ご家族・医療関係者の皆さまが日々真剣に向き合い、工夫を重ねながら歩まれている病気です。しかし、その中で生まれる課題のすべてが、医療や家族の努力だけで解決できるわけではありません。
たとえば、
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病気を知らない人からの無理解や誤解
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職場や地域、学校などでの孤立感
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遠慮や葛藤によって、助けを求めづらい状況
といった悩みは、病気そのものというよりも「社会の側の理解や関わりの不足」によって生まれていることが少なくありません。
だからこそ、私たちは「当事者以外の市民が自然に関わる機会を増やすこと」が、社会全体を少しずつ変えていく第一歩になるのではと考えています。
支援とは、特別なことではありません。
同じ社会の中で暮らす一人ひとりが、互いの違いを認め合い、そっと手を差し伸べ合う。
そんな自然な関わりの積み重ねが、孤立を減らし、安心して暮らせる社会につながっていくと信じています。
市民の力が、支援を新たに生み出していく
今回のオンラインPDヨガには、パーキンソン病の専門家ではない一般市民のヨガ講師の方々が参加してくださっています。
当事者の皆さまのお話を直接お聞きし、学び、寄り添いながら、一緒にプログラムの形を作り上げてくださっています。
専門知識がないからこそ感じる「はじめの一歩の迷い」も、当事者の皆さまと対話を重ねる中で少しずつ解消され、柔らかく温かな支援の場が生まれつつあります。
市民の方が小さく一歩を踏み出してくださることで、これまで届かなかった方々へも支援が届きはじめています。
この取り組みを日本NPO学会で発表します
今回のオンラインPDヨガの活動について、2025年6月14日(土)に関西学院大学で開催される【日本NPO学会】にて、発表の機会をいただきます。
「市民が自然に参加する支援の形」について、より多くの方々と共有し、今後の活動の広がりに繋げていきたいと考えています。
NPO、福祉、医療、地域づくりに関心のある皆さまにとっても、支援のあり方を考える一つのヒントになれば幸いです。ぜひお気軽にご参加ください。
発表概要
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【発表日時】 2025年6月14日(土)11:00〜12:40
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【会場】 関西学院大学
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【申込方法】 下記リンクより事前申込が必要です(無料)
https://peatix.com/event/4346800/view
※お申込み時に【9 日本NPOセンター企画(1日目午前)】をご選択ください
※申込み締切:2025年6月6日(金)23:59まで
今後も、認定NPO法人てんびんは、「当事者と市民が共に支え合う支援の形」を丁寧に育ててまいります。
皆さまの温かな応援・ご参加を心よりお待ちしております。